クレジットカードは支払い金額に対して一定の割合でポイントが付与されるものがほとんどです。
利用料金の何%がポイントとなってたまるのかを表しているのがポイント還元率で、この数値が高いほどポイントが貯まりやすいといえます。
しかし、ポイント還元率が高いからといって本当にお得なカードなのかというとそうではありません。
クレジットカードのポイントで得をしたいなら、カードのポイントに関する注意点を押さえておく必要があります。
ポイント還元率の「切り捨て」
ポイントの加算方法は、クレジットカードによってさまざまです。
利用額100円ごとに1ポイント付与というカードもあれば、1,000円ごとに10ポイントというカードもあります。
金額に対して付与されるポイントの割合は同じなので、一見どちらも同じように思えますが、実はこれが落とし穴なのです。
上の例でいうと、1,000円で10ポイントたまるカードの場合、仮に999円の買い物をした場合に貰えるポイントは、0ポイントになってしまいます。
100円ごとに1ポイントたまるカードで999円の買い物をした場合は、9ポイント付与されることになるので、圧倒的に100円で1ポイント貰えるカードの方がお得なのです。
このように、ポイント還元率が同じであっても何円につき何ポイント付与されるのかというところまで注意して見なければ、思わぬ損をしてしまう可能性があります。
決済は都度決済よりも、まとめて月末決済の方がお得
ポイント還元率の切り捨てに注意ポイントでは、ポイント付与対象の金額が小さいほどお得になると言いました。
しかしポイントが実際に付与されるタイミングは会計の都度ではない場合があるので、この点も良く理解して上手に使い分けるとお得にポイントをためられます。
クレジットカードのポイントは支払った金額に対して還元率をかけて算出されますが、その計算がされるタイミングはカードによってことなります。
支払ごとに決済される場合であれば、仮に99円の買い物を100回しても1ポイントもたまりません。
しかし支払金額の合計を月末に算出して、この金額に対してポイント還元率をかけるタイプのカードであれば、99円の買い物を100回した合計金額は9,900円ですので、99円分のポイントが付与されることになります。
このように、還元されるポイントの計算タイミングなども良く理解しておくと、より無駄なくポイントをためられるのでお得になるという訳です。
クレジットカードは上手に利用すればとてもポイントをためやすいカードですので、カードの還元率や決済タイミングなどを確認して、活用していきましょう。
様々なクレジットカードのターゲット
クレジットカードには様々な特典や利点がありますが、誰にとっても最適になるとは限りません。
様々なメリットがある中で、自分に合った利用方法でお得にポイントを貯めることができるクレジットカードを選ぶことが重要です。
例えば、ネットショッピングやお店でクレジットカードを使う場合が多い人は、買い物でポイント還元率が高いものを選ぶことが多いでしょう。
主婦層や働き盛りのOL向けの特典などを設けているクレジットカードもありますので、様々な視点から比較、検討する必要があります。
また、ポイント還元を軽視しがちですが、実はよく考えるとかなりお得になる場合も多いので、今まで意識していなかった方は改めて確認してみてくださいね。
